仮封除去のコツ『キャビトン・デュラシール・フィットシールを外す時の器具と方法を紹介』

仮封除去のコツ 歯科の知識
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仮封がなかなか上手に取れないのよね〜

硬くて難しいのよ

今回は仮封除去のコツについてお話していきたいと思います。

仮封除去で時間がかかると治療時間が減ってしまいます。

仮封除去はコツを掴めば簡単です!

ではお話していきます!

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インレーの仮封除去の使用道具

インレーの仮封にはデュラシールやフィットシールなどのレジン系仮封材がよく使われます。

今回はレジン系仮封材のはずしかたを解説します。

主に使う器具は3つです。

・探針

・鎌型スケーラー

・エキスカ

まず初めに探針を使い除去していきましょう!

レジン性仮封除去方法

そうそう!コンタクトとかあった方が取りやすいよね

そのため、探針で仮封と歯面の間の部分を見つけて探針の先を引っかけましょう。

探針で取るのが難しい場合は鎌型スケーラーで引っかけて途中からエキスカで除去しましょう。

2級インレー窩洞

2級インレー窩洞の場合仮封をする際に仮封剤がコンタクトに入りすぎると取りずらくなります。仮封する際も注意しましょう。

2級インレー窩洞の場合探針の先を頬側・舌側と交互に引っかけてシーソーのように動かしましょう

次に近心・遠心とアプローチしましょう。

この際の注意点は1箇所から除去しようとしても取れません。

順番に引っかけていきましょう。

また仮封剤が硬く探針での除去が難しい場合は、鎌型スケーラーを使用しましょう。

コンタクトの部分に鎌型スケーラーの先端2mmくらいを引っかけることにより探針よりも力がかかり取れやすくなります。

仮封が取れた場合は最後にしっかり取り残しがないか確認するようにしましょう。

水硬性仮封材除去方法

根管治療途中の水硬性仮封材のキャビトンの外し方についてお話性きます。

キャビトンを外す時は超音波スケーラーを使用して除去しましょう。

この時通常のスケーリングモードで行うと痛みが出てしまうことがあります。

スケーラーのパワーは通常の70%程度で行うようにしましょう!

また抜髄後の根管治療は麻酔を行ってから仮封除去を行うこともあるため先生に確認しましょう!

また根管治療中の仮封除去後は窩洞に唾液入らないように簡易防湿をしましょう。

ロールワッテを頬側と舌側に入れて窩洞に綿球つめてロールワッテ咬ませておきます。

まとめ

仮封が硬くなりすぎてなかなか取れない場合があります。

その際はドクターにタービンで削ってはずしてもらいましょう。

取れない場合は無理に力を入れると患者さんに負担がかかります。

先生や先輩衛生士に相談するようにしましょう。

歯科衛生士みんみん

スマイルナビの記事を書いている、現役歯科衛生士みんみんです!
このブログでは歯科衛生士、歯科助手のみなさんのお役に立てる情報を提供します!
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